スマートフォンアプリ開発は、同じアプリでも Android と iOS の両方で対応しようとすると、Android のアプリと iOS のアプリをそれぞれ開発する必要があり、時間がかかります。
今回は、そんなスマートフォンアプリ開発を効率的にできる Flutter を紹介します。
Flutterとは
概要
Flutter(フラッター)とは、2018年12月に Google からリリースされたオープンソースのUIツールキットです。
1つのコードベース(ソースコード群)で、Android、iOS、Linux、macOS、Windows、Web に対応したアプリケーションを開発することができます。
2021年3月には、Flutter2 がリリースされています。
公式サイト:https://flutter.dev/
Flutter の特徴
クロスプラットフォーム対応
クロスプラットフォームとは、複数の異なる OS 上で同じ仕様のソフトウェアが動く状態をいいます。
Flutter は、クロスプラットフォーム対応しているため、一度に Android、iOS、Linux、macOS、Windows、Web 向けのアプリを開発することができます。
共通の UI パーツが用意されているので、簡単に UI もつくることができます。
Dart 言語による開発
Flutter では、Dart というプログラミング言語を使って開発していきます。
Dart は、Google が JavaScript の置き換えを目的に開発したプログラミング言語です。
JavaScript を踏襲してつくられているため、文法も JavaScript に近いです。
公式サイト:https://dart.dev/
ホットリロード(HotReload)
ホットリロードとは、プログラムの変更を即座にアプリに反映する機能です。
通常は、プログラムを変更し、アプリの動作確認を行うには、ビルドをする必要があるため時間がかかります。
しかし、ホットリロード機能があれば、一度ビルドを行った後のプログラムの変更は、ビルド不要で即座に動作確認ができます。
ホットリロード機能は、Flutter におけるビルドモードのうち、Debug Mode(デバッグ モード)でのみ使用できます。
Flutter のビルドモードについては、以下の記事をご参照ください。
まとめ
今回は、Flutter とはどういうものなのか、概要と特徴について紹介しました!
- Google からリリースされたオープンソースのUIツールキット
- クロスプラットフォーム対応
- Dart 言語を使用
- ホットリロード機能
Flutter の開発を始めるにあたって開発環境の構築をする場合は、以下の記事をご参照ください。
以上で、Flutter とは? Andorid と iOS を同時に開発!? は終わりです。
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