基礎編
基礎編では、Swiftのif文の基本的な形や、条件式で使える演算子について見ていきます。
基本的な形
Swiftのif文では、条件式を( )で括りません。
C++やJavaなど、条件式を ( ) で括るプログラミング言語に慣れている人は気をつけましょう。
if のみ使う場合
if 条件式 {
// 条件式がtrueの場合の処理
}
if、else を使う場合
if 条件式 {
// 条件式がtrueの場合の処理
} else {
// その他の場合の処理
}
if、else if、else を全て使う場合
if 条件式1 {
// 条件式1が true の場合の処理
} else if 条件式2 {
// 条件式2が true の場合の処理
} else {
// その他の場合の処理
}
条件式で使える比較演算子
比較演算子 | 例 | 演算結果 |
== | a == b | aとbが等しいときに true |
!= | a != b | aとbが等しくないときに true |
> | a > b | aがbよりも大きいときに true |
< | a < b | aがbよりも小さいときに true |
>= | a >= b | aがb以上のときに true |
<= | a <= b | aがb以下のときに true |
論理演算子 | 例 | 演算結果 |
&& | A && B | AとBが両方とも true のときに true |
|| | A || B | AかBが true のときに true |
! | !A | Aが false のときに true |
使用例
if num > 0 {
print("その数は正です。")
} else if num < 0 {
print("その数は負です。")
} else {
print("その数は0です。")
}
応用編
応用編では、三項演算子とif let文について見ていきます。
三項演算子
三項演算子とは、if else文と同じようなものです。
簡単な条件分岐をスッキリした形で書くことができます。
複雑な条件分岐で使うと、コードが読みにくくなってしまいます。
基本的な形
「第一項 ? 第二項 : 第三項」の形になっているので、”三項演算子”です。
条件式 ? 条件式がtrueのときの処理 : 条件式がfalseのときの処理
使用例
num == 0 ? print("その数は0です。") : print("その数は0ではないです。")
上のプログラムをif else文で書き直すと以下のようになります。
if num == 0 {
print("その数は0です。")
} else {
print("その数は0ではないです。")
}
この例のような簡単な条件分岐だと、三項演算子を使った方がスッキリしますね。
if let文
if let文は、nilのチェックとOptional型変数の強制アンラップを同時に行うために使います。
基本的な形
if let 変数 = Optional型変数 {
// Optional型変数にnilが含まれていない場合の処理
} else {
// Optional型変数にnilが含まれている場合の処理
}
これは、以下のif else文と同様です。
if Optional型変数 != nil {
変数 = Optional型変数!
// Optional型変数にnilが含まれていない場合の処理
} else {
// Optional型変数にnilが含まれている場合の処理
}
まとめ
今回は、Swiftでのif文の書き方をまとめました!
基礎編では、if文の基本的な形や、条件式で使える演算子を見ました。
応用編では、三項演算子とif let文について見ました。
- Swiftでは、条件式を()で括りません。
- 三項演算子は、if else文をスッキリ書くことができます。
- if let文は、nilチェックとOptional型変数の強制アンラップを行うときに使います。
以上で、【Swift】条件分岐 if文 の書き方 まとめ は終わりです。
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